東書文庫(東京書籍㈱付設教科書図書館)
北区栄町48-23 ☎3927-3680
書庫は昭和9年(1934年)に東京書籍㈱創立25周年記念事業として企画され、11年に竣工・開館した、江戸時代末期から今日に至るまでの教科書を体系的に所蔵・展示している唯一の教科書図書館です。
母体である東京書籍は、明治36年(1903年)の小学校教科書国定化にあたり、教科書の翻刻(印刷・製本を請け負う)発行、販売を目的として明治42年(1909年)に設立。
「改正図書館令」が昭和8年(1933年)に公布され、全国に次々と図書館が新設されるものの教科書中心の教育関係専門図書館は見あたらず、創立25周年を迎えるに当たった記念事業として、「東書文庫」は開館を迎えた。
約1万冊の所蔵本からの出発であったが、昭和13年(1938年)文部省から明治時代を中心とした検定教科書31,800冊(小・旧制中・高等女・実業・師範等学校)の寄贈を受け教科書図書館としての基礎を固め、現在では教科書、板木、原画など約142,000点にも上る館蔵品を数えている。
鉄筋コンクリート造、延床面積734㎡の建物は平成11年(1999年)「北区指定有形文化財(建造物)」の指定を受ける。
平成9年(2007年)経済産業省により、「近代産業遺産」(幕末・明治以降、近代産業の発展に貢献したものにスポットを当て、遺産の保護と地域振興を狙い、全国33分野、578件を選定)にも認定。
平成21年(2009年)所属資料の内76,420点が国の重要文化財として指定を受ける。
利用案内
休館日 土、日曜、祝日、年末年始
時 間 午前10時~午後4時
ご利用は無料、事前予約制